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Gitで過去のコミットからブランチを切る

·548 文字·2 分
目次

はじめに
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Gitで過去のブランチからコミットを切るには、git checkout -b <新しいブランチ名> <コミットのハッシュ>を実行します。 使用する場面としては、例えばソフトウェアのバージョン1系列と2系列のように複数バージョンをリリースしており、過去のバージョンを修正するようなケースがあります。

環境:Git for Windows v2.37.2(2)

過去のコミットからブランチを切る
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過去のコミットからブランチを切る例を示します。まず、基準となるブランチにgit checkout <ブランチ名>で移動します。 コミット履歴が以下のようになっており、バージョン1.1を修正してバージョン1.2にしたいとします。

$ git log --oneline
aaa0004 (HEAD -> main, origin/main) バージョン2.1をリリース
aaa0003 バージョン2.0をリリース
aaa0002 バージョン1.1をリリース
aaa0001 ソフトウェアのバージョン1.0をリリース

このとき、aaa0002のコミットからver1.2fixという名前のブランチを切りたい場合、以下を実行します。

$ git checkout -b ver1.2fix aaa0002

実行すると、ファイルの状態がコミットaaa0002に戻り、ver1.2fixブランチに移動します。

また、ハッシュ値はcheckoutの直後に指定することも可能です。

$ git checkout aaa0002 -b ver1.2fix 

参考文献
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Helve
著者
Helve
関西在住、電機メーカ勤務のエンジニア。X(旧Twitter)で新着記事を配信中です

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